秩父盆地の地層がみられる札所

5番 語歌堂 近くの語歌橋下の横瀬川の崖には,横瀬町層群最下部,関の入谷層の角礫岩がみられます.
31番 観音院 磨崖仏のある岩壁などには,彦久保層群牛首層のアルコース(花こう砂岩)と礫岩の地層が崖をつくり,流れによってつくられた斜交葉理もみられます.また,風化による洞窟が多数みられる.
32番 法性寺 奥の院には,秩父町層群奈倉層の砂岩が切りたった断崖となって北北東に突きだし,「お船岩」と呼ばれています.また,風化による洞窟が多数みられます.
33番 菊水寺 小坂下の,奈倉橋下流約300mの赤平川右岸には,小鹿野町層群桜井層上部の砂岩泥岩互層が露出,「藤六のスランプ褶曲」としてよく知られています.


札所32番 法性寺の「お船岩」

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