お知らせ   事業報告     まるごと博物館とは  設立趣旨・定款  組織・沿革  サテライトのご案内

令和7年度のおもな活動

秩父まるごと博物館-事業報告トップページに戻る


・4月20日(日) 芝桜まつり ジオパーク秩父ガイドウォーク
  受託事業
  参加者:7名,ガイド:6名。
  13:30 から 羊山公園芝桜の丘で,呼びかけ,宣伝
  14:00 芝桜の丘 中央口に集合,16:00 秩父神社 解散。徒歩約 3 km,標高差約 80 m

 芝桜の丘から,見晴らしの丘,牧水の滝,ちちぶ銘仙館,秩父夜祭御旅所,団子坂,番場通りを経て,秩父神社までご案内しました。
 羊山公園芝桜の丘から秩父市街の名所をめぐります。昭和の雰囲気を残したレトロな街並みを歩き,2100年以上の歴史をもつ秩父神社まで。秩父夜祭や秩父銘仙を生んだ,秩父の典型的な侵食盆地である,秩父盆地の河成段丘といわれる川がつくった階段状の地形を歩き,太古の川や池の痕跡を探りました。

・4月26日(土) 親子ハイキング「地元ガイドと歩く秩父まちなか歴史散歩」
  受託事業
  参加者:20名,ガイド:2名。
  西武秩父駅前9:00集合,御旅所14:00解散。徒歩約 7 km,標高差約 80 m

 埼玉県立大滝げんきプラザ主催のハイキングのガイドを行いました。
 西武秩父駅集合で,松坂から羊山公園「埼玉県緬羊発祥之地」記念碑,牧水の滝ちちぶ銘仙館,秩父今宮神社,秩父ふるさと館(旧柿原商店),買い継ぎ商通り店を経て秩父神社,番場通りから団子坂,秩父夜祭御旅所で解散。レトロな秩父の街並みを散歩しました。河成段丘の地形・地質と湧泉,秩父札所13番や,秩父今宮神社,秩父神社,路傍の石仏・記念碑・道標など,さまざまな石造物や,江戸から昭和の建物と,それらにかかわる歴史を解説しました。


・5月3日(土) ジオウォーク ① ひと味違った札所めぐり
  「秩父札所31番観音院をたずね古秩父湾初期の地層を見る」

  参加者:20名
  西武観光バス長沢線「馬上バス停」9:40集合,栗尾バス停15:45解散。徒歩約 7 km,標高差約 280 m

 前日の雨が上がり,澄みきった青空のもと,国体の登山(少年縦走)コースを,気持ち良く歩くことができました。 午前中は,馬上の秩父帯を見学し,牛首沢にそって,崖崩れの角礫岩,扇状地の円礫岩,海辺の砂岩と,地層の変化を観察しました。牛首峠まで登り,戦国時代の日尾城跡を見て昼食。
 午後は,秩父札所31番観音院に行きました。ここでは,牛首峠礫岩部層に見られる斜交葉理・コンクリーション・タフォニ・ハニカム,「鷲窟磨崖仏」など見て,山門に下り日本最大の石造二王尊を見学しました。その後,大竜寺源泉,観音山断層,紫雲山地蔵寺で富田層の泥岩,岩殿沢大日堂付近で子ノ神層の凝灰質砂岩を見学,岩殿沢集落の石造物を見ながら,栗尾のバス停まで歩きました。
 アンケートには,「地質についての詳しい解説があり,とても有意義で楽しかった。」「個人ではいけないルートなので,参加して良かった。」「とても面白くて勉強になりました。地質と歴史が両方分ってとても良かったです。」などの感想をお書きいただきました。



・5月11日(日) 第18回 通常総会

 令和6年度の事業報告・決算,7年度の事業計画・予算が,承認されました。


・5月19日(月) 小昼飯づくり「かしわ餅」
  10:00から12:30。秩父市歴史文化伝承館調理室。20人参加。



・6月8日(日)化石だョ!全員集合
 化石でワッショイ,マルシェでドン!
 おがの化石館をまるっとかこむ,
 人とモノと知識が満載のつながるマルシェ

 10:45~12:00
  「気分は学生 宮沢賢治 タイムスリップ! ようばけガイドツアー」 参加22名
 13:00~14:30
  「川原で石ころ仲間分け! My岩石標本箱をつくる 川原の石ワークショップ」 参加25名

化石だョ!全員集合実行委員会・小鹿野町教育委員会生涯学習課 主催で,おがの化石館においてが行われました。NPO法人 秩父まるごと博物館 は後援団体となり,野外観察のガイド1名と補助・監視3名を派遣しました。
 午前中は,「気分は学生 宮沢賢治 タイムスリップ!ようばけガイドツアー」と題して,小幡理事長が髭をつけ,ゲートルを巻き,盛岡高等農林学校の秩父巡検で,宮沢賢治を引率した関豊太郎教授に扮して,ようばけガイドウォークの案内をしました。
 午後は,「川原で石ころ仲間分け!My岩石標本箱をつくる 川原の石ワークショップ」として,川原の石ころ調べと標本箱づくりをしました。 「難しかったが,面白かった。」「自分だけの標本箱ができて良かった。」などの感想をいただきました。

・7月21日(月・祝) ガイド事業現地研修① 「札所27番・28番と武甲山開発」
 参加者:6名
 影森駅前13:45集合,浦山口駅前16:50解散。徒歩約 3.5 km,累積標高差約 100 m

  7月27日実施予定の,秩父ジオパーク歴史道スローウォークの現地調査,ガイド研修会を行いました。 地形・地質,武甲山の開発と秩父鉄道の沿革,秩父札所,影森用水と,盛り沢山な内容。コースの危険か所,トイレ,所要時間の確認も行いました。
 ジオガイドについて学べる座学の要望がありました。

・7月27日(日)秩父ジオパーク歴史道スローウォーク①「札所27番・28番と武甲山開発」
 参加者:23名
 影森駅前13:45集合,浦山口駅前16:45解散。徒歩約 3.5 km 累積標高差 約 100 m

 影森駅前に集合,最初に,渋沢栄一・本多静六・諸井恒平・山中隣之助の働きにより,武甲山の石灰岩開発による収益を見込み,鉄道の秩父に乗り入れ,1917(大正6)年に影森駅が開業,ここを拠点に1918(大正7年)に武甲線,1924(大正13)年に三輪線,1928(昭和3)年に昭和電工専用線,そして1930(昭和5)年に三峰口駅までの本線が敷かれ,秩父鉄道が発展したお話をしました。
  札所27番付近では,影森は段丘礫層(影森砂礫層)が厚く井戸の掘削が困難なため,山裾にある札所27番の延命水が大切にされたこと,1857(安政4)年影森用水がつくられ,各戸に給水されるようになったことをお話ししました。
 その後,三輪鉱山の入口を見て,秩父鉄道のSLパレをエクスプレスを見た後,武甲線の跡,浦山資料館を見学しながら解説,1915(大正4)年,武甲山の石灰岩開発が始まった影森鉱山跡の秩父鉱業秩父鉱業所と浅野総一郎像,1924(大正13)年に給水を始めた橋立浄水場を見て,札所28番橋立堂に行きました。観音堂裏で,石灰岩とその下の玄武岩を観察,武甲山のなりたちをお話しし,涼しい橋立鍾乳洞に入りました。最後に,浦山口の冷たい不動名水で,顔や手を洗い,浦山口駅前で解散しました。35℃を超える猛暑日でしたが,無事終了しました。
 アンケートには,「ジオについてだけでなく歴史や科学についての知識を全部あわせた総合的な学習ができて,とても有意義でした。ありがとうございました。」などの感想をお書きいただきました。


・8月7日(木) 小昼飯づくり「手打ちうどん」「ねじ」「天ぷら」
  10:00から12:30。秩父市歴史文化伝承館調理室。11人参加。



・8月10日(日)令和7年度 ジオパーク講座「秩父の地質と地震災害」
  参加者:35名
  とき:13:30から16:00,ところ:秩父市歴史文化伝承館1階 研修室

 内容は,1「秩父の地質とその生い立ち」(小幡 喜一 氏)と2「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による埼玉県北部活断層地域と秩父地域の被害」(本間 岳史 氏)。
 参加者のアンケートには,1に対して「秩父ジオサイトを中心に,もう一度,体系づけて詳しく聴くことができたのがありがたかったです。わかりやすい興味深い資料もいただいて,ありがとうございました。」「何回聞いても難しいけど,興味深い。話をしぼって詳しく聞きたい。」,2に対しては「被害分布と地質・断層の関連という視点で着目した内容が大変興味深かったです。」「深谷断層帯,フォーカシング現象等,以前より解説を聞いていたが,改めて重力異常との関係を知ることができました。」などの感想が書かれていました。 また,半数以上の方から「年に1回ではなく,2回・3回と実施して欲しい」というご意見をいただきました。


・9月7日(土) ガイド事業現地研修②「小鹿野町・街かど散歩」
  参加者:5名
  とき:小鹿野町役場前10:00集合,同所15:00解散。徒歩約 2.0km,標高差約 12 m

 街なかの町屋や蔵,神社・仏閣などの建物,路地を歩き,コースの見どころ,トイレ,所要時間の確認も行いました。


・9月11日(木) 小昼飯づくり「そば饅頭とつみっこ」
  10:00から13:30。秩父市歴史文化伝承館調理室。13人参加。



・9月15日(日)まる博講演会 第1回「記憶のなかの古民家」
  参加者:31名
  とき:13:30から15:15頃,ところ:秩父市歴史文化伝承館1階 研修室
  講師:大久根 茂 氏(元 埼玉県立川の博物館研究交流部長・東秩父村文化財保護審議会会長)

 「古民家」の定義・民家の形(秩父は入母屋造りが特徴)・屋根材(茅・麦わら など)の他に,秩父の地名に屋根材になる薄(ススキ)や茅(カヤ)のついたものがあることをお話しされ,文化財に指定された古民家,そのほかに多くの古民家の写真を紹介していただきました。
 アンケートには,「基本的なことから教えていただいて,・・・良いお話しでした。」「懐かしい古民家を多数見せていただき,大変感謝しているところです。」などの感想がありました。


・9月27日(土) ガイド事業現地研修③「妙見七ツ井戸を歩く」
  参加者:4名
  とき:大野原駅前13:30集合,秩父神社17:00解散。徒歩約 3 km,標高差約 35 m

 11月30日に予定されている,ジオウォーク「妙見七ツ井戸を歩く」の現地調査を行いました。 大野原駅から国道140号線脇の斜面にある聞かず神,広見寺の石経蔵と境内を見学。途中で札所18番神門寺,妙見塚により,一の井戸から七の井戸を順に巡り,秩父神社まで歩き,見学コースの状況を確認しました。トイレ,所要時間の確認も行いました。


・10月5日(日) ジオパーク秩父スローウォーク「小鹿野町・街かど散歩」
  参加者:25名
  とき:小鹿野町役場前10:00集合,小鹿野バス停14:30解散。徒歩約 3.0km,標高差約 22 m

 小鹿野町役場前に集合。巨香郷記念碑,旧小鹿神社を見て,昭和の情緒を残す町屋づくりの老舗や由緒ある蔵造りの建物を路地を歩きました。
 江戸時代初期に絹市の「市神様」として建てられた八阪神社,両神の法養寺薬師堂の妹といわれる鷹巣下薬師堂,松尾芭蕉百回忌記念の句碑や日本にたった一つしかない迦楼羅天石仏のある十輪寺を見学し,宮沢賢治が泊まった小鹿野町観光交流館(旧 本陣寿屋旅館)で昼食。
 当日はちょうど小鹿野路地スタが行われており,昼食を摂りながら歌舞伎を見ることもできました。午後は,常盤屋(加藤家住宅),成田山新勝寺から勧請された小鹿野不動尊,愛宕神社,歌舞伎劇場・愛宕座跡,須崎屋旅館,夢鹿倉(旧 小鹿野銀行),小鹿野キネマ跡をたずねて,路地を歩きました。江戸時代の賑わった市と,江戸との交流の名残を感じました。
 時間があったので,八雲神社,そして小鹿神社まで足をのばしました。古い井戸も何か所かで見ました。予定どおり,小鹿野バス停解散。  アンケートの感想には,「小鹿野の街なかを歴史・史蹟をじっくりと見学でき,楽しかったです。」「小鹿野ははじめて来たが,古い町並みが残っていた驚いた。歌舞伎など江戸の人たちの往来や交流があった面影があちこちに残っていて,とてもいい場所だった。」などがありました。


・10月17日(金)名栗元気プラザ シニア講座
 「妙見七ツ井戸と秩父夜祭御神幸ルートを歩く」

  受託事業
  参加者15名,案内1名。
  とき:大野原駅前9:00集合,西武秩父駅15:00解散。徒歩約 4.3 km,累積標高差約 50 m
 大野原駅~広見寺~妙見七ツ井戸~武蔵屋本店(昼食)~武甲酒造~秩父ふるさと館(旧柿原商店)~買い継ぎ商通り~秩父神社~番場通り(大正5年までの秩父夜祭御神幸コース)~御旅所。


・10月25日(土) ガイド事業現地研修④ 日本の地質百選「長瀞を歩く」
  参加者:4名
  とき:長瀞駅前10:00集合,親鼻駅前17:00解散。徒歩約 5 km,累積標高差約 40 m

 12月14日(日)実施予定のジオウォークの下見を兼ねて,ガイド事業現地研修を行いました。長瀞駅前に集合後,岩畳と四十八沼,小滝の瀬を見て昼食をとり,午後は虎岩,荒川橋梁下流,天神塚古墳,長興寺,栗谷瀬橋とまわりました。
 この日は小人数での研修・下見ということで,あまり時間を気にせずに暗くなるまでじっくり観察したため,解散場所の親鼻駅に着いたのはなんと17:00でした。12月の本番は日没が早いので,栗谷瀬橋経由はやめて,長興寺から少し戻って親鼻橋を渡り,親鼻の紅簾石片岩露頭と巨大ポットホールの観察にコースを変更しようということになりました。


・11月2日(日)ちちぶ案内人倶楽部「地元ガイドと歩く!ミニ秩父旅」
  日本を支える白い岩 ブラタモリで紹介された武甲山の石灰岩

  受託事業
  参加者:1名,ガイド:1名。
  とき:影森駅前14:00集合,浦山口駅前15:50解散。徒歩約 3.6 km,累積標高差約 60 m

 影森駅~札所27 番大渕寺~武甲線の跡~秩父鉱業(浅野総一郎翁像)~橋立浄水場~札所28 番橋立堂~浦山口 不動名水。
・11月9日(日)まる博講演会 第2回「地形・地質からみた埼玉の石段」
  参加者:25名
  とき:13:30から15:15,ところ:秩父市歴史文化伝承館1階 多目的室
  講師:関根 一昭 氏(元埼玉県立高校教諭)

 講師の関根先生は定年後病を得て,そのリハビリのために昔から興味のあった「石段」を歩き,その段数・傾斜・長さ・石材などを詳細に調べて,個性のある石段について「埼玉の石段60選」にまとめ出版されたということです。その中から,ソナタ形式の「秩父札所31番観音院の石段」,完成度の高い「秩父札所24番法泉寺」の石段のつくりと,石段上りの楽しみ,「石段に使われている石材」とその特徴,「長い石段と短い石段」について,石段の図面や多くの写真を使って,紹介していただきました。
 アンケートの感想には,「基本的なことから教えていただいて,・・・良いお話しでした。」「おもしろかった。これだけ調べ尽くしたことに拍手です!目のつけどころがすごい・興味深く聞きました・行ってみたい場所が増えました。」「ユーモアを交えた話しで,おもしろくお話を聞くことができました。札所31番,氷川神社等,行ってみたいと思います。」などがありました。


・11月10日(月) 小昼飯づくり「そば」と「サツマイモのお菓子」
  10:00から12:30。秩父市歴史文化伝承館調理室。18人参加。


・11月18日(火)個人(岐阜県)「長瀞ジオサイト巡り」
  ガイド事業
  参加者:2名,ガイド:1名
  とき:ホテルルートイン秩父Grand 9:00集合,同所 17:00解散。

 ホテルルートイン秩父Grand =レンタカー=虎岩‥徒歩‥岩畳 =電車= 上長瀞(昼食)=レンタカー= 高砂橋下流 =レンタカー= 蓬莱島 =レンタカー= 天神塚古墳・長興寺 =レンタカー= 親鼻の紅簾石片岩 =レンタカー= 秩父公園橋 =レンタカー= ホテルルートイン秩父Grand
・11月30日(日)ジオウォーク「妙見七ツ井戸を歩く」
  参加者:30名
  とき:大野原駅前13:30集合,秩父神社16:15解散。徒歩約 3 km,標高差約 35 m

 平安時代後期に秩父平氏によって勧請された妙見様は,鎌倉時代に焼失した秩父神社が再建される時に合祀されました。その時に妙見様が渡られたのが「妙見七ツ井戸」といわれる泉だといわれています。
 今回は,秩父の歴史や伝説,秩父夜祭の由来などにも触れながら,「妙見七ツ井戸」をめぐり,その地形・地質とその生い立ちを解説しました。晴天に恵まれ風もなく,気持ちの良いウォーキングになり,30人の参加がありました。 。硬いチャート角礫岩質砂岩がつくる国道14号線に突出した尾根の石垣の上にある「聞かず神」を見て,平安時代に妙見宮があった廣見寺を見学。硬い岩をくり抜いた「石経蔵」,境内の「西国坂東堂」や本堂西側の「烏枢沙摩明王(トイレの神)」,「臥龍庭」という庭園,「武甲山遥拝所」をめぐりました。その後,参道の「妙見堂」(旧坂東堂)を参拝しました。
 その後,羊山丘陵の中腹,音窪の下を歩き,「一の井戸(山下の井戸,本来の井は今は無い)」,腰田堀(秩父用水)をみて札所18番神門寺に行きました。涸れてしまった二の井戸は省略し,国道を渡って,段丘崖の石垣下に残る「三の井戸(子育ての井戸)」をのぞき,段丘面の微高地(中州の跡)にある「妙見塚」を見学させていただいた。秩父神社に渡る妙見様がここに10年間とどまったとされ,12月3日の秩父には,宮地屋台関係者がこの塚を参詣する。
 その後,段丘崖に沿って北上し,今も洗い場として使われている「四の井戸(下堀の井戸)」と「五の井戸(あらゐの井戸)」を見学,個人宅の庭にある「六の井戸(みざわの井戸)を道路から望み,「七の井戸(今重の井戸)」を見させていただいた。さらに段丘崖に沿って進み,七ツ井戸以外の湧泉や秩父セメント工場の引き込み線跡を見て,4時過ぎ,秩父神社に到着しました。
 アンケートには「地形と井戸の関係が分かりました。」「秩父の知らない事も多く,とても知識も増え,楽しいウォーキングでした。」などの感想が寄せられました。


・12月3日(日)秩父夜祭おもてなしガイド
  受託事業
  ガイド:5名
  とき:10:00~17:00,ところ:秩父神社付近・矢尾百貨店前交差点付近。

(一社)秩父地域おもてなし観光公社からの依頼で,秩父夜祭本宮の12月3日の日中から夕方,交差点に立って,チラシの配布と祭りの案内を行いました



・12月14日(日)ジオウォーク 日本の地質百選「長瀞を歩く」
  参加者:15名
  とき:長瀞駅前10:00集合,親鼻駅前15:40解散。徒歩約 3.8 km,累積標高差約 40 m

 夜半からの雨が少し残る悪天候にもかかわらず,長瀞駅前に参加が集まりました。
 最初に駅前で,「長瀞が名勝及び天然記念物に指定されたのはなぜ?」「指定地はどこからどこまで?」「長瀞はなぜ“地球の窓”と呼ばれるの?」「どんどん若返ってきた三波川変成岩の原岩年代」「岩畳周辺のジオとエコ」「四十八沼にまつわる伝説」について説明。渋沢栄一翁八十八歳の筆による「長瀞は天下の勝地」の記念碑,周囲に配置されている秩父産の大きな岩石の観察も観察しました。
 その後,荒川岸まで歩き,「白鳥島」対岸で埼玉の岩石器選定されている片岩を観察,「白鳥島」の崩落跡,褶曲を遠望しました。午前中は「岩畳」をゆっくり歩き,いろいろな片岩,褶曲・断層,ポットホール,地形を観察しました。雨に濡れた片岩は,色彩が明瞭できれいに見えました。昼食は埼玉県立自然史博物館の北隣にある公衆トイレ脇の休憩所で摂りました。
 午後は,「虎岩」で褶曲やブーディン,鉄鉱物などを観察し,その上流の川原で雁行脈,肉眼で見える埼玉県の鉱物スティルプノメレンを観察し,秩父鉄道線路敷き跡の道を皆野町金崎へ行きました。「金崎古墳群」の大堺4号墳(天神塚古墳)を観察,石室にも入ってみました。隣の「長興寺」の門柱と入口の階段は見事な蛇灰岩製で,片岩をX字状に積み上げた石垣も美しいものでした。親鼻橋を渡り「親鼻の紅簾石片岩」を観察しました。
 アンケートには,「長瀞のいろいろな石を見ることができ,どのような力が加わりできたのか良く分かりました。」「雨に濡れて石も見やすくよかった。古墳も気になったので楽しかったです。」などの感想がありました。


・12月19日(金)個人グループ(埼玉県)「大地の生い立ちが分かる横瀬の里歩き」
  ガイド事業
  参加者:13名,ガイド:1名。
  とき:武甲温泉9:00集合,同所14:30解散。徒歩約 8.3 km,累積標高差約 200 m

 ジオパークファンのグループからのご依頼で、横瀬町をご案内しました。約2億4000万年前の海洋の火山から始まる武甲山、約1500万年前の古秩父湾堆積層、新田橋の礫岩露頭、約2万年前の古横瀬湖堆積層の宇根泥炭層の段丘につくられた寺坂棚田、永禄年間(1558年~1570年)に絹織物染色のために掘られたという城谷沢の井、天明(1783年)の浅間山大噴火による大飢饉を伝える寺久保地蔵尊、そして、札所六・七・八・九番を巡るジオウォークでした。
 武甲温泉~新田橋の礫岩露頭~札所九番明智寺~武甲山御嶽神社里宮・城谷沢の井~札所八番西善寺~寺久保地蔵尊~天狗坂(昼食)~札所七番法長寺~札所六番卜雲寺~寺坂棚田~武甲温泉。

・2026年1月18日(日)まる博講演会 第3回「メープルベースの10年と秩父の森の未来」
  参加者:26名
  とき:13:30から15:15,ところ:秩父市歴史文化伝承館1階 研修室
  講師:井原 愛子 氏(株式会社TAP&SAP)

 日本では28種のカエデが自生し,万葉集にも歌われ, 秩父では20種が知られているとのことです。2011年にNPO法人秩父百年の森が,樹液を採取しサンプルを試作し,秩父樹液生産協同組合を組織する山の持ち主を援助し,翌年から秩父観光土産品協同組合の地元のお菓子屋などが樹液を購入しメープル商品を開発,カエデ樹液サイダーを皮切りに秩父のメープル商品が次々に売り出されることになったそうです。
 井原さんは2013年カエデの森の見学会に参加し,カエデの魅力により秩父へのUターンを決意,当時勤めていた会社を退職,カナダでメープルハウスを学び,2016年,株式会社TAP&SAPミューズパークに,日本初のシュガーハウス「メープルベース」をオープン,カエデの植樹からメープルシロップの製造,商品化まで行い,林業を見直し再生可能社会の実現に向けて活動している様子を紹介していただきました。
 アンケートの感想には,「秩父の未来をつくって下さる(地について活動)にエネルギーをもらった。」「秩父に住んでいると比較的メープルが身近に感じられるが,実は多くの人の努力で成り立っていることを知った。」などがありました。


・2026年1月24日(土) ガイド事業現地研修⑤ 「明ヶ指の卵水・弟富士山」
  参加者:6名
  とき:武州日野駅前10:00集合,同所16:45解散。徒歩約 6.0 km,累積標高差約 200 m

 2月29日に予定されている、ジオウォーク「明ヶ指の卵水・弟富士山」の現地研修会を行いました。
 武州日野駅前に集合。浅間神社をお参りし,合目石を一合目・二合目と数え,古秩父湾の地層を見ながら,弟富士山に登頂。最近「日本一のさざれ石」と云われるようになった「虚空蔵岩」を観察,秩父盆地の眺望も確認しました。尾根道を歩いて矢通反に降り,矢通反隧道(今は通行上)を覗いて,寺沢の如意輪観音堂に行き,昼食をとりました。虚空蔵岩から矢通反までの山道は,通る人も少ないようで,落ち葉が積もり滑りやすく,注意が必要です。
 その後,即道の手掘り井戸を見学させていただき,「十二天水」という湧水を見て,安谷川木橋を渡り,秩父帯のチャートとそこに穿たれたマンガン坑跡を観察,安谷川を上流にたどり,「明ヶ指の卵水」とカツラ(桂)の大木を見学,事上に向かいました。途中でチャートの露頭を観察,古秩父湾の地層との境界を確認しました。事上の昌福寺からは,段丘地形が良く見えました。また,枝垂れ桜があり,ジオウォーク当日は,綺麗に咲いていることが期待できます。弟富士山を見ながら安谷橋を渡り,武州日野駅前で解散になりました。
 武州日野駅前,浅間神社,如意輪観音堂,昌福寺にトイレがあり,地層や地形を観察できるポイント,井戸や湧き水,マンガン坑跡もあり良いコースです。


(c) 秩父まるごと博物館 Chichibu Eco Musée